『強運の持ち主』感想

最近、瀬尾まいこさんの小説が大のお気に入りです。
その中でも好きなものを紹介していこうと思います。


『強運の持ち主』瀬尾まいこ

脱サラして占い師をやっている元OLが主人公。
最初はマジメに2冊の本を参照しながらお客さんに対応していたのだけど、次第にテキトーに直感を頼りに対応していくようになる。

短編集?オムニバス形式?良く分かりませんが、短いストーリーで成り立っているのでとても読みやすいです。

特に好きなのが、占いに来たカップルの男がものすごい幸運の持ち主だった上に、自分との相性もピッタリだったため、あらゆる手段を使って自分の恋人にしてしまったというエピソード。
文体がほんわかしているし、なんだかやる気のなさそうな主人公なのに、他人の恋人を奪うなんてバイタリティのいることをしてて、さらにそれがサラッと書かれていてすごい驚きました。

全体的にハートウォーミングなのでそんな感じの小説が好きな方にオススメです!
文庫版の装丁もかわいいんだ、これが。




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